なんかないのか

やることがなくてなんかないのかといつも喚いているおじさんの記

廃れ酒:晴海橋梁

三日坊主にはなるまいと思い、次の廃れた場所へ。

なるべく近場で済ませたかったので、今回は晴海橋梁を目指すこととした。

 

豊洲駅に到着すると、タワーマンションに住んでいそうな人たちがわらわらと自転車を漕いでいる。

いつ来てみても、綺麗なビルが立ち並び、随分とキラキラした街である。

住んでいる全員が自分に自信を持っていそうで、私は豊洲が少し苦手だ。

昔なら「こんなキラキラした街で何をしに来たんだろう」と思ったかもしれないが、小松川閘門での孤独を経験し、もはや昔の私ではない。

迷いはないのだ。

 

とぼとぼと晴海方面に歩いていくと、案内板があった。

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この「鉄道橋」が、晴海橋棟梁である。

案内板に記載されているということは、安心して訪れることのできる廃れ物件である。

どうぞいらしてくださいと言うことだ。

ここでも小松川での経験が活きる。

 

そんなこんなで到着した。

 

晴海橋梁

国鉄越中島支線の越中島駅(現越中島貨物駅)から豊洲石炭埠頭までを東京都港湾局専用線(深川線)として開業していたが、深川線の深川線分岐点から分岐し晴海埠頭までを東京都港湾局専用線(晴海線)として建設した際、晴海運河に架かる橋梁として1957年(昭和32年)11月26日に完成し、同年12月17日に供用開始した。

トラック輸送への転換による臨港鉄道の衰退により、晴海線が1989年(平成元年)2月10日に廃止となり、東京都港湾局専用線が全廃となった。本橋梁も同時に供用廃止となったが、撤去されずに当時の姿のままの遺構として現存している。なお、本橋梁の今後は人道橋や公園としての活用が検討されているが、老朽化が進んでおり修繕も必要であるとして、具体的な動きは進んでいない。Wikipediaより)

とのことである。

 

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吸い込まれてしまいそうな線路である。

前回の小松川閘門もそうであったように、交通の発達により使われなくなり、打ち捨てられた遺物と言うのは、人間のために一生懸命働いていた感じが伝わってくるような気がする。

この鉄道橋は、人々や車が行き交う隣の春海橋を見て何を思うのだろうか。

そんなことを考えながら開栓した。

 

ただただ寒い。今日は昨日よりも風が冷たく、とにかく寒い。

ビールなのがまた寒い。

おつまみに買った肉まんを食べながら、さっさと飲んで撤収した。

 

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鉄道橋と言うことで、飲んだのは

メーテルヴァイツェン

Premium Craft Beer 銀河鉄道999メーテルヴァイツェン」は、アニメ「銀河鉄道999」よりメーテルをイメージしたエレガントでリッチな味わい。

フローラルなアロマで口当たりが柔らかなビールです。

メーテルヴァイツェングラスを傾けほほえみかけるイラストは東映アニメーションによる本商品のための描き下ろしです。ヘリオス酒造ホームページより)

とのことである。

 

googleさんも観光名所と仰っている。

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